【水戸市】コモンガーデン桜川の山桜

石碑の奥の個体・カスミザクラ。桜博士三好学が、桜川、水戸桜川、小金井桜で共通して観察できたとする「青毛桜」。これはいわゆる霞桜・カスミザクラのことで、昔は青芽のヤマザクラだと認識されていました。つまり本家桜川から寄贈されたこのカスミザクラは、桜川、小金井桜との縁をつなぐ水戸桜川として大切なサクラということです。

江戸時代初期、水戸藩二代藩主徳川光圀公が、現在の水戸市見川町、河和田町一帯を流れる川周辺に桜川のヤマザクラを移植して、その地域を「佐久良川(桜川)」としました。後に川の名称も桜川となり現在に至ります。当時光圀公が設定したエリアの中に造成された住宅地が「コモンガーデン桜川」です。コモンガーデン桜川ではこの歴史を尊重して、全てのお宅にサクラを植えて、公園には本家桜川由来のヤマザクラ、集会所には本家桜川青柳の糸桜系統のシダレザクラが植えられました。

東側株立ちの個体・ヤマザクラ

本家桜川・桜川磯部稲村神社境内でヤマザクラの種を拾わせていただき、水戸桜ノ牧の苗圃で苗木を育成し、徳川光圀公が造成した水戸桜川の地に植えられました。「彰往考来(しょうおうこうらい)」を信念とする水戸桜川日本花の会(水戸桜川千本桜プロジェクト)にて、住民のみなさまとともに植樹保全活動を行っています。

真ん中の個体・ヤマザクラ

西側の個体・ヤマザクラ

石碑手前の個体・ヤマザクラ

コモンガーデン桜川造成前、元々この地に咲いていたヤマザクラの種から育てた個体