【潮来市】潮来築地の奇桜

水戸藩二代藩主徳川光圀公お手植えの伝承が残るサクラ。『老樹銘木誌』(茨城縣山林會・昭和3年)には「御手植櫻」と記載されています。花を見るとオオシマザクラのようです。元からオオシマだったのか、オオシマを台木として接ぎ木されたヤマザクラで、その本体であるヤマザクラが枯れて台木のオオシマからひこばえが成長したものかもしれませんが、時代的には元からオオシマだったと思います。本来茨城県には自生していないので、それが珍しくて「奇桜」という異名が生まれたのでしょうか。オオシマザクラもヤマザクラ同様に個体差が激しいサクラで、観賞の価値があります。道祖神の社の傍に植えられており、近くには天保13年(1842年)建立の石道標があります。尚、近くの熱田神社は光圀公が潮来巡視の折に神号を賜った神社で、光圀公の書が残されているそうです。