【かすみがうら市】天神の山桜

共同墓地に咲く墓守桜(はかもりのさくら)。幹は二又になっており、数年前に片方の幹が強風を受けて折れました。樹高のあるサクラで、まさにお墓を守るように枝を広げています。敷地内のお堂には天神三尊が安置されています。三尊とは、神仏習合により天神様(菅原道真)の本地仏三尊を組み合わせたものです。茨城県ではこうした墓守桜が残っていることが多く、これまでも古い集落の墓地などを探索してきましたが、このヤマザクラは知りませんでした。かすみがうら市定松園の小松﨑樹木医に教えていただいて観ることができました。昔から墓守桜は地域の農作業の暦として、いわゆる種蒔き桜、苗代桜としても大事にされてきました。この天神のヤマザクラも、郷土の暦として咲いてきたのかもしれません。