常磐百景が確認できている範囲内で、日立市内最大のオオシマザクラ。開花時に薄紅色の花があります。現在、「さくらのまち」として日立市が有名なのは、大正時代に日立鉱山・大煙突周辺の山々に、オオシマザクラが植林されたことにはじまります。本来茨城県には自生していないオオシマザクラですが、煙害に強い品種だとして、本場伊豆大島から苗木を取り寄せて、東海村の農事試験場で増やされ、320万本が植林と市内の共有地や公園、神社仏閣に配布されました。もりやま児童公園のオオシマザクラの巨樹は、おそらくその時に配布された個体で、100年が経過した現在でも元気に花を咲かせています。日立では大量に生産したオオシマザクラを台木にしてソメイヨシノを接ぎ木で増産。日立製作所の社宅周辺をはじめ、道の側道や共有地、グループ企業の敷地などなど、様々な場所に植樹されてきました。そして戦後には平和通りやかみね公園にも植樹され、それらが日本さくら名所100選に選ばれるなどして、茨城県の代表的な桜名所となっているのです。
0コメント